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少しづづ・・・。: 2016年05月10日　m+hブログ（住まう空間を模索して）

『公園前の二世帯の住まい』の現場。大工さんがかなり悩まれながら進められています。今回の現場はお施主さんの土地関係でそのご都合による施工店さん。初めて一緒に仕事をさせて頂く施工店さん、そして担当してくれている大工さんです。大工さんは仕事も凄く慎重でいて丁寧で安心なのですがしばらくの間、既製品の多い現場がずっと続いていたようで今回は建具枠から幅木、そしてキッチン収納、洗面スペースや本棚などなどとても多くある家具などほとんどが大工さんによる造作であったり階段が3ヶ所もあったりととても悩まれながら頑張ってくれています。その結果、現場の進行スピードもとてもとてもゆっくりと・・・。お施主様も施工店さんとは長い付き合いのようでご理解があるので安心ではあるのと幸いにも仮住まいではないので良かったのですが。長くかかっている分、竣工した時に大きな喜びを感じて頂けるように根気を持って現場打ち合わせを重ねて行きたいと思います。外観デザインはお施主様のお父さんと息子さんの希望により建物は真っ白な外壁と部分的に真っ黒な焼き杉板で包まれます。そして開口するサッシ上部にはステンレスの小庇。内部空間の床仕上げは1階部分がタモの幅広無垢材。家族スペースのフラット仕上げから広場スペースのノコ挽き仕上げへと表情を変えていきます。2階部分はバンブーの幅広無垢材をメインに床レベルの下がったプライベート空間はコストダウンも兼ねて色の近いパインの無垢材で仕上げています。それぞれ壁は左官仕上げであったり、シナベニヤ仕上げであったりと様々な表情で設えていきます。そして2階はさらに用途の違うロフト空間は3ヶ所。多種多様な空間が様々な関係性を持ちながら、公園の借景を取り込みながら構成されていきます。まだまだこれから造作工事が本番をむかえていきます。

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